子どもが2歳半ば頃を迎えると、パパママの頭にチラついてくる「トイレトレーニング」(以下トイトレ)の文字。
いつ頃から始めれば良いのか、何を用意すべきか、効果的なやり方とは?
……なかなか考えることも多く戸惑ってしまいますよね。
今回は我が家の3歳長男の経験談を元に、用意したグッズや効果的だったやり方、そして反省点も含めて紹介します!
トイトレに正解はありません!あくまで一例として参考にして頂けると嬉しいです。
赤裸々に紹介しますので、ぜひ参考に、時には反面教師にしてトイトレを前向きに乗り切りましょう!
最後までぜひご覧ください。
トイトレを始める時期|いつから始めるのが最適?
一般的には子どもの成長における以下の項目のような目安があります。
- しっかりと歩行、走行ができる
- 意思を伝えることができる
- おしっこの間隔が2時間以上空く
- 起床時におむつが濡れていない(就寝中の排尿がない)
これらが大体可能となるのが2歳半〜3歳頃であるため、その頃からトレーニングを始める人が多いようです。
とは言え、心身の発達具合は人それぞれ。
子どものことを一番よく知っているであろうパパやママが適した時期を見極めてあげる必要があります。
また、トイトレを始めやすいとされる季節があります。
それは夏です!
トイトレをするようになると、おむつからトレーニングパンツ(以下トレパン)に履き替える機会が増えます。
ですがまだトレーニングが完了していない子どもはおもらしをしてしまいがち。
そうなるとパンツはもちろん洋服や寝具などが全て濡れてしまいますよね。
夏であれば、洋服や寝具は薄手で少なく、さらには洗濯物も乾きやすい気候であるためトイトレにおける親の負担が軽減されるという理由によって夏がおすすめとされています。
よって2〜3歳の夏頃をトイトレ開始時期にすると比較的ストレスも少なく取り組めるかもしれません。
・一般的には2歳半〜3歳頃の開始が目安とされている
・開始の季節が夏であると比較的ストレスフリーで取り組むことができる
【体験記】トイトレ開始!用意したものは?
我が家の3歳長男は最近自宅トイレでの排泄に成功しました(当時3歳4ヵ月)!
まだまだおむつでしてしまうことも多くトイトレが完了したわけではありませんが、トイトレ開始から約1年半・・・トイトレを始めたきっかけや使ったグッズ、効果的だったやり方、反省点などを紹介していきます。
開始時の年齢
長男は割と言葉が早く、2歳前から自宅でも保育園でもよくお話しをしていました。
また大人がトイレに行くとついてくる様子があったのでトイレにも興味があるということがわかっていました。
よって長期戦になるのは覚悟の上で、ちょうど2歳の誕生日を迎えたタイミングで補助便座を購入し、少しずつ補助便座に座る練習を始めました。
トイトレ開始の年齢は2歳0ヵ月!
長男は夏生まれなので、トイトレに適した夏に始めるとなると満2歳か満3歳か迷うところではありましたが、色々な条件を満たしていることと、早いに越したことはないということから2歳0ヵ月でスタートしました!
用意したもの
まずトイトレには欠かせない補助便座ですが、購入にあたりいくつか条件がありました。
- 保管時にあまり場所をとらないスマートなもの
- 落ち着いたトイレの空間にあったシンプルデザイン
- レビューが高評価であること
- いずれいらなくなるものなのでなるべく安価なもの
そして実際に購入したものがこちらです。
こちらは私の掲げた全ての条件を満たしていたので即決でした。
実際長男を座らせてみても特に問題はないようだったので、しばらくは時々これに座らせてみる。そしてたまたまおしっこが出たらラッキー!くらいの感覚でゆるりとトイトレを始めてみました。
またおまるを使うという選択肢もありますが、我が家では長男がトイレに興味があったこと、そしておまるはお手入れが大変そう、という2つの理由から使用しませんでした。
さらにもう一つ、少し早いかとは思いつつもトレーニングパンツを用意しました。
柄は当時の長男がはまっていたトーマスのものを!こちらはしまむらで購入しました。
トレパンを履いてパンツの快適さや濡れた時の不快さをわかってもらえればという気持ちでした。
男女ともに使えるこんなのもかわいいですねー!
まず用意したのは補助便座とトレーニングパンツ!
トレパンを履いて補助便座に座らせ続ければたまたまおしっこが成功して、そのうちうんちもできるようになってなんとなーくトイトレ完了しちゃうんじゃない!?とこの時は気楽に考えていました・・・
【体験記】なかなか進まないトイトレ……原因は?
進まない原因とは
補助便座を購入後しばらくは気が向いたら長男を便座に座らせてみる、ということを繰り返していましたが、おしっこが成功することも、長男がすすんでトイレに行くようになることもなく、少しずつ親のトイトレ意欲が減退していきました。
トイトレを始めて3ヵ月ほど経った時、我が家に次男が誕生します。
久々の新生児、初めての兄弟育児に奔走した私たち夫婦はトイトレのことなどすっかり忘れ去ってしまったのです。
長男は保育園に通っています。
園ではおむつ替えの時に便座に座るよう先生がサポートしてくれており、長男もすすんでトイレに行っていると聞きました。
トイトレは焦ることなくその子その子のペースで、という園の方針のため、自宅で頑張らなくてもいいかな……という甘えが出てきてしまいました。
長男が保育園でトイレに行くようになると、自宅のトイレへ行くよう促しても「怖い!」と言うようになりました。
どうやら園のトイレは便器自体が小さくて位置も低い子どもサイズであるのに対し、自宅のは大きい(一般的なサイズです)ため「怖い!」ということらしいのです。
しばらくは「怖い!」の一点張りで、便座に座ることはおろか、トイレに行くことすらしなくなってしまいました。
トイトレ開始時に購入したのは補助便座のみです。
踏み台もあった方がいいとは思っていたのですが、保管の場所がないし、便座に座った時踏ん張れるように足を支えてあげれば良いかな、と軽く考えていました。
ですが踏み台があると踏ん張れるだけでなく、自分の力で便座に座ることができるので意欲向上に繋がるのかなと後々思いました。
踏み台については後述しますが、これがなかったのも長男がトイレから遠ざかってしまった原因の一つかと考えます。
親である私たちのトイトレ意欲が削がれ、長男自身もトイレを怖がり行かない……という期間は1年ほど続いたように思います。
トイトレがなかなか進まずお悩みのパパママたち……その原因として共感できるようなものはこの中にありましたか?
原因に対する策
トイトレ膠着(こうちゃく)期に入り1年が経とうという頃、我が家に2つの転機が訪れます。
1つは引っ越し、そしてもう1つは保育園のトイレでおしっこが成功したことです。
新居にはトイレが1階と2階にそれぞれ1つずつあることから、補助便座の買い足しを検討し始めました。
またトイレが怖いという長男に対し、少しでもトイレが楽しくなるようごほうびシールを導入することにしました。
トイレが成功したらシールを貼る、というトイトレにおいて定番の方法ではありますが、長男のやる気をわずかでも後押しできたら、、という気持ちでした。
せっかく保育園で得られたトイレ成功の喜びを次に繋げなければと久々に親の心に火がつくこととなりました(笑)
対策①:補助便座の見直しをする
対策②:トイレが楽しくなるようにごほうびシールを導入する
【体験記】補助便座の変更とごほうびシール導入!その効果は?
補助便座の変更
現行のリッチェルの補助便座とは少し趣向を変えたものを、さらに言うと踏み台がないことが反省点でもあったので、便座と踏み台(階段)が一体となっているものを検討することとなりました。
そしてデザインや価格も含め理想に近いものが見つかったのです。
便座と踏み台(階段)が一体となっているので子どもが自分で便座に座り踏ん張ることができます。
また折り畳めばトイレ内に立てかけておくこともできるので使いやすいです。
やや場所はとりますが補助便座+踏み台と考えればコンパクトであると感じます。
カラーも白×グレーの優しい色合いでトイレの雰囲気も損ないません。
長男にとってはこの「階段をのぼる」という行為に特別感があったようで、面白がって便座に座る様子が見られるようになりました。
また自分で折り畳む・広げるということができるのも、ちょうど3歳あたりの自分で色々やってみたい時期にはぴったりなのかもしれません。
置き場所が確保できるのであれば補助便座+踏み台(階段)の一体型がおすすめ!
補助便座のみの場合でも、別で踏み台を用意してあげると子どもはスムーズに便座へ座ることができる。
ご褒美シールの導入
トミカを愛してやまない長男にはこちらを購入しました。
この他にもプラレールやディズニープリンセス、すみっコぐらしなどのシールがあるので子どもの趣向に合わせて選ぶことができます。
またこちらはシールと手帳がセットになっていますが、シールのみでも販売しており比較的安価に始めることもできます。
以前は「怖い!」とトイレに行くことを拒み続けていましたが、新しい補助便座の効果も相まって「シールを貼りたいからトイレに行く」という習慣が少しずつ身に付くようになりました。
やっぱり子どもはシールが大好き!自分の好きなシールならなおさらやる気になるかも!?
効果的だったもう一つの策「ごほうびおもちゃ」
自治体主催の3歳児健診では多くの場合尿検査があることをご存知ですか?
健診日の朝採った尿を提出しなければなりません。
つまり!トイレでおしっこをしなければならないのです!!!
おむつから採尿する方法もあるようですし、自治体によっては採尿が困難であれば後日提出でもいいという場合もあるのですが、私はこの健診日までに自宅トイレでの成功体験をさせてあげたいと闘志に火がつきました。
そこでとうとう禁断の「ご褒美おもちゃ」……つまりトイレでおしっこができたらおもちゃを買ってあげるよという策に手を出したのです。
モノで釣るのはためらわれたのですが、これがまぁ効果てきめん(笑)
この条件を提示した翌日にはついにトイレでのおしっこが成功したのです!
初めての成功体験を得るにはご褒美おもちゃも策としては大アリ!
おしっこに成功したのは3歳児健診の実に5日前(笑)ギリギリのところで私は目標を達成できました!!
【体験記】ついに成功!その後の進捗状況は?
3歳4ヵ月にして初めて自宅トイレでのおしっこに成功した長男。
その瞬間は私たち夫婦も嬉しかったですし、何より本人がとても喜んでいたのが印象的です。
一度成功してもまた行かなくなってしまうという事態を恐れていましたが、一度の成功体験で自信がつきさらにはごほうびシールの効果もあって、その後はこちらがトイレに行くか聞くと積極的に行ってくれるようになりました。
また「おしっこは比較的簡単にできてもうんちがなかなかできない」という問題もトイトレにつきもののようですが、これまたごほうびおもちゃパワーが炸裂!
長男はおしっこ成功の1週間後にはうんちも成功に至りました。
トイトレ進捗状況
「おしっこがしたいからトイレに行きたい!」と自ら言うことはまだありません。
こちらが聞けば行く時もあるし、拒む時もあるし……トレパンも履いてくれる時と履かない時とがあるので、未だその日の気分によるという不安定なところがあります。
おむつはまだもう少し手放せません。
またうんちも一度成功したきりです。
トイトレはあれよあれよととんとん拍子で進むこともあるでしょうが、昨日できたのに今日はできないという一進一退状態になることも少なくありません。
パパやママが焦る気持ちもわかるのですが、子どもを信じて気長にどんと構えておくくらいがちょうどいいかなと思います。
ここからおむつ完全卒業まではまだもう少し時間が必要そうです。長男と一緒に気楽に頑張れたらと思います!
まとめ|便利なものには頼り、気持ちは楽に!
我が家の長男の場合
- 2歳0ヵ月
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補助便座購入【トイトレ開始!】
- 2歳2ヵ月
-
次男誕生
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~トイトレ膠着期~
- 3歳2ヵ月
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新しい補助便座・ごほうびシール購入
- 3歳4ヵ月
-
トイレでのおしっこ・うんちに成功!
我が家の体験記と、その中で便利だったグッズや効果のあった方法などを紹介しました。
とは言えこれはほんの一例。子どもが10人いれば10通りのトイトレがあると思います。
子どもの意思や性格を尊重しつつ、便利なものは取り入れて、リラックスしながらトイトレに臨めるといいですよね!
私もまだまだ頑張りどころ。長男と手を取り合っておむつ卒業を目指します!
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